中古パソコン

中古パソコンのリスクは?これまで3台の中古パソコンを購入して感じたこと

月日の流れは速いもので私が初めて自分でパソコンを購入して早20年以上が経ちました。

その間に購入したのは新品3台と中古3台。それぞれ意識して使い分けたわけではありませんが、ここでは自分の経験をもとに新品と中古を比較して中古パソコンが抱えるリスクについて考えてみたいと思います。

これまで購入した中古パソコンは3台

私が購入した中古パソコンは全部で3台(サーバ機含む)です。

1台目はもう20年ぐらい前で私にとって最初のパソコンでもありました。今以上に知識に乏しい時だったためコンピュータウィルスに感染したり設定を誤って動かなくなったりパソコンの勉強という名目だったりでOSの再インストールを何度もやった覚えがあります。Linuxに興味が出てきたため初めてインストールして試したのもこのマシンです。

当時ヤ〇ダデンキの中古パソコンコーナーにて3万円ぐらいで購入したものでしたが、5年ぐらい使ってハードの故障は1度もありませんでした。店舗の方がきちんとメンテナンスしてくれていたのではないかと勝手に思っていますが、この体験は私にとって「中古パソコンでも普段使いなら全然問題ない!というかむしろ安くて助かる!!」という風に中古パソコンに対するネガティブなイメージを払拭するものでした。

この後新品のパソコン(デスクトップ2台とサーバ機1台)を使い続けたのですが、2019年頃に再び中古を購入します。

1台は普段使いのノート、もう1台はサーバ機です。この時の経験は私の中古パソコンに対する考え方に若干影響を与えることとなります。

パソコンに限らず普段からヤフオクを利用しているのですが、サーバ機を探していた時にオークションで格安のマシンを見つけたので即購入しました。(Xeon E5でメモリ24GB、HDD(SAS)1TB×2基搭載で約25,000円!)

ところが届いて電源を投入してみるとメモリが16GBしか認識されていなかったのです。この時は巷で言われる「オークションは危ない!」という声が頭の中でグルグル回ったのを覚えています。幸いメモリを抜いてソケットを清掃して刺し直したら無事24GB認識したのですが、今後オークションは避けよう…と思うようになった事件でした。

それから間もなく普段使いのデスクトップの調子が悪くなってきたためこちらも買い替えることになったのですが、前回の教訓からこの時はネットの中古パソコンショップで購入しました。Core i5に8GBメモリのSSD240GBのモデルでしたが、購入してみて思った以上に大満足!以前のPCより動きが軽く、特に起動までの時間が大幅に短縮されていたのに驚きました。SSDは速い!と言われていますが正直自分の予想を大きく上回っていたのでした。

蓋をめくって中を見てみてもきれいに清掃されており、外側も若干の擦り傷はあったものの汚れ等はなくとてもきれいな状態でした。

中古パソコンで懸念されるリスクと私の実体験

一般的に言われる中古パソコンのリスクとして

  • 遅そう
  • 汚そう
  • すぐ壊れそう

というものが挙げられますが、実際に私が購入した経験と照らし合わせてみていくことにします。

中古パソコンは遅いのか?

機器の進歩が早いパソコン。古いモデルは遅い!と思われがちですが実際はどうでしょう?

私が最初に購入した物は当時の平均的なスペックのマシンと比べると確かに遅かったと言えると思いますが、現在使用している中古ノートは決して遅くはないと思います。

これはパソコンの処理方法の変化が影響していて、以前は「ひとつひとつの処理を高速で順番に捌いていく」という考え方だったためパソコンの処理速度の大部分がCPUの処理速度(クロック周波数)に依存していたのに対して現在は「複数の処理を同時に行い、結果として全体の処理時間を短縮する」というモデルが主流になっています。

CPUのカタログを見ていると「2コア4スレッド」とか「6コア10スレッド」という単語を見かけることがありますがこれは1基のCPUで同時に捌ける処理数を表しており、基本的に数が大きいほど同時に処理できる命令数が多くなります。

10~15年くらい前までは下手をすると1年間でクロック周波数が倍になるような現象も見受けられましたが現在はむやみに周波数を上げるのではなく、同時処理を効率的に行えるような改善が目立つため例えば2~3年前のCPUであっても使い方・モデルによっては十分動いたりします。実際私が現在使用しているノートパソコンのCPUは第5世代と随分前のCore i5(2コア4スレッド)を積んでいますがインターネットやメール・動画閲覧程度であれば全く支障なく動いてくれます。

どちらかというとCPUの能力より搭載しているメモリの量やHDDなのかSSDなのかといった点の方が使用している際の体感速度に影響するように感じていますので「モデルが古いから遅い」という概念は昔に比べるとかなり薄れてきているのではないでしょうか。

中古パソコンは汚い?

すでに誰かが使用してきた物である中古パソコン。

埃塗れになってたんじゃないか?とかポテチ食べた手でそのままキーボード触ってたんじゃないか?とか外側が傷だらけなんじゃないか?とか心配事は尽きないと思います。

これについては私の場合オークションで購入したサーバ機もショップで購入したノートパソコンも思ったよりずっときれいな品が届きました。

外側・キーボード回り・果てはケースの中身まできちんとクリーニングされており少なくとも汚れはなし。筐体に若干のすり傷はあるものの個人的には許容範囲の物だったので自分としては満足できるレベルでした。

ここは個人の好みがかなり反映されると思います。「少しの傷もイヤ!」という方もおられるでしょうし「クリーニングしてあろうと誰が使ってたかわからないようなものはお断り!」という方もおられるでしょう。「動きさえすれば外観はあまり気にしない」という私の考えによるところが大きいと思いますのであくまで参考までということでお願いします。

中古パソコンはすぐ壊れる?

これも元々誰かが使っていたものでしかもどのぐらいの期間どのような使い方をしていたかがわからない場合が多い中古パソコン。一番心配されるのはここではないでしょうか?

経年劣化が発生しやすい部品として挙げられるのがメモリ・HDD・SDDなのですが、実はこの中で一番寿命が長いとされているのはメモリで10年以上。一方でHDDとSSDは3~5年(使用している時間によって変動あり)が一般的とされており、期間だけ見ると最悪の場合購入して数カ月で故障…なんてことが起きそうにも思えますよね。

ところが実際に中古パソコンショップで販売されているパソコンを見ていると

  • HDDからSSDへ換装済み!
  • HDDを大容量の物へ交換済み!
  • メモリも大容量の物へ交換!

というように消耗しやすいパーツは販売前に交換されていることが多々あります。新品に交換してあるにもかかわらず故障した場合は初期不良の可能性大なため購入したショップに対応してもらうことになるのですが、そのショップがどのくらいの期間保証をしてくれるかは必ずチェックしておきたいところです。

これがオークション・メルカリなどのような個人取引になると保証も何もあったもんじゃないのでこうした点からも私の場合はショップメインで今後も購入しようと考えている理由の一つです。

中古パソコン購入で気を付けたいことのまとめ

中古パソコンを購入するとなると新品では頻度が少ないと思われるリスクがいくつか確実に存在します。あくまで私個人の体験に基づくものですが購入時に注意したい点をまとめておきます。

各種パーツの性能をざっくりと理解しておく

昔とは設計の思想が異なってきていることから多少古いパーツを搭載したものでもインターネットの閲覧やメール、動画や音楽の再生のほか簡単なオフィスソフトでの作業ぐらいであれば

  • CPU:IntelであればCoreシリーズ(i3・i5・i7 できればi5以上)、AMDであればRyzenシリーズ
  • メモリ:8GB以上搭載
  • 記憶装置:SSD(またはSSDとHDDの混載)

あくまで目安ですが、このぐらいのスペックだとストレスなく作業できるレベルとなります。余裕があればメモリ16GBのほうが間違いはないのすが、私の経験から言えばまだしばらくは8GBでも十分快適に動作してくれます。

ただし、個人取引の場合は最悪私のように電源を投入してみたら書かれていたスペック通りになっていないことも考えらる上に保証もないことがほとんどであることから多少金額が張ることになっても中古パソコンショップから購入することをおススメします。

美観はホームページの画像を参考にしつつ、気になれば質問してみる

外観については個人の好みや考え方によって許容範囲が大きく変わってくると思われます。

機能重視で外観にそこまで希望がない方であれば中古パソコンをおススメできるのですが、見た目も大事!という方には正直なところあまりおススメできかねます。

中古パソコンショップから購入する場合は大抵の店舗で専門スタッフによるクリーニングが徹底されており、あとは傷の有無や大きさが焦点になってくると思いますが個人売買の場合は「さっと拭いただけ」「ケースを開けてないので掃除もしてない」という場合もあり、そこに加えて傷の問題も発生するからです。

ショップであれ対個人であれどうしても気になる場合は購入先に質問してみるのもありです。中には「新品と見間違えるほど!」というレビューも見かけることから中古品=汚いということは決してありません。

経年劣化の恐れがあるパーツは交換されているか?保証はどうなっている?

メモリやHDD、SSDなど経年劣化の影響が出やすいパーツが交換されている場合は故障のリスクが大幅に低減されていると言えるでしょう。ここは個人・ショップ問わず購入先の商品ページでしっかりと確認することが重要になってきます。特に寿命があまり長くないSSD・HDDは要注意です。

交換済みなのにすぐ壊れた!という場合は初期不良の可能性も大いにあるため保証がしっかりした店舗を選ぶことも重要になってきます。ここが個人売買の一番弱い点ではないでしょうか?オークションで「購入後のトラブル対応もお任せを!」という表記はほぼありませんが逆にショップの中にはサポートを重視しているところも存在しますのでネットの評判を参考にしつつしっかり吟味することが大切です。

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